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謎解きではない新しい体験ゲーム!謎読みとは

約 1 分
謎解きではない新しい体験ゲーム!謎読みとは
人数10名
料金2000円(予約された場合は1500円)
場所北海道札幌市中央区

謎解きではない新しい体験ゲーム!謎読みとは

謎読みって何?リア充のものでしょ?


コンビニの壁によく貼ってある謎解きゲームのポスター。あれってどう思いますか?出会いを求める街コンみたいなもの?友達どうしでワイワイ参加するものでしょ?「ぼっち」にはハードルが高すぎる……そう思いませんか?私はそう思っていました。

そんなある日、私はとあるゲームを主催する方と知り合い、札幌市内で行われた「謎読みゲーム」に参加することになりました。私はぼっちで中年です。つい最近食品工場をクビになり、ライターに転職した「キモくて金のない」おばさんです。これはまずい。しかも微妙に何かおかしい。謎解きではないんです。「謎読み」。これは一体どういうことなんでしょう?何がどう違うんでしょうか?
私のキモさは執筆を重ねるごとに追々現れてきますので、特に自己紹介は控えます。とにかく「謎読み」当日、私は指定されたマンションの一室に向かいました。

何故ぼっちのくせに謎読みゲームに参加したのか?


「『謎読み』は、今までの謎解きとは違うんです。一人で参加される方もたくさんいますよ」
そう書かれた主催者のメールに安心して、というより正直(まあいいか)と思って、私は「謎読み」ゲームの予約をしました。一般的な謎解きゲームのようにネット上での予約制で、当日会場にて料金を払うシステムになっていました。

ところで何故、ぼっちでキモくて金のないおばさんのくせに、若いリア充であふれている(と思い込んでいた)「謎読み」ゲームに参加しようと思ったのか?一つはネタのためです。さらにもう一つ大きな理由があります。それは【自分が動かない限り人生は絶対に良くならない】という考え、私はこれに基づいて生きているからです。

人間は様々な思い込みに縛られています。世間の常識や社会のルールはもちろん、自分の能力や性格、運命なども生まれつきで変えられないと思っています。しかしそれは幻想です。私は本当にキモくて金のないおばさんなのか?「いや、違う」と思い続けていればこそ、必ず打開策が見えてくるものです。キモい自分を受け容れてくれる場所が見つかったり、かわいく稼げるお姉さんになれるチャンスがやってくるものです。
大切なのは自分から行動を起こすことです。何かいいことないかな~と口を開けて待ってるのは、前向きに動いた者にしか許されない。そうでなければただのアホ面、だからあなたもキモいんです。
とにかく一番ダメなのは「思考停止」に陥ってあきらめること。これだけは覚えていてください。

そして招かれた、薄暗いマンションの一室……これは怪しい

そんなこんなで招かれた、とあるマンションの一室。
謎読みゲームのために借りたという部屋は全体的に薄暗く、あたりを見回すと、鎖に縛られたボロボロのぬいぐるみ、無造作に積まれたコンクリートのブロック、よく分からないオブジェといったある種の禍々しさを感じる雰囲気。片隅には黒いゴスロリ衣装に身を包んだ女性が無言かつ無表情で立っています。こんな場所が、住宅街の中通りにある、何の変哲もないマンションにあるとは。
ここで何が始まるのか、色々と考えていたところ女性が口を開きました。

「これから皆さんには、ある事件の犯人を当ててもらいます。部屋中にあるものを使って、ヒントを探してください」
どうやらこれはミステリーのようです。よくある脱出ゲームとは違い、制限時間内に事件のトリックを暴いて犯人を当てるという推理ゲームでした。

ゲームのはじまり、そして深みにハマる

私が今回参加した「謎読み」は推理ゲームでした。一般的な謎解きゲームは、会場内にあるヒントから暗号を解読してカギを探し出し、脱出を図るものが多いようです。しかしこれは「謎読み」。まずひとつ異なるのは、暗号解読ではなく推理だということです。

はじめに一枚のパンフレットが手渡されます。一見して何の変哲もないイベントのパンフレットですが、これがもう罠でした。すでにゲームは始まっている……パンフレットにも、事件の謎を解くカ
ギが隠されていました。イベント紹介と思われる文章の一部が暗号だったのです。

「この部屋にあるもの、すべてがヒントです。どこを開けても何を見てもかまいません。皆さんで協力して事件の真相と犯人を当ててください」
そう言われてみると、部屋には凝った内装やオブジェのほか、「被害者の友人から届いた」という小包、パソコン、CDプレイヤーなどがあります。小包を開けると、中には被害者が書いたと思われる日記や手記の類、写真、DVDなど。日記はどれも微妙に筆跡や文体が異なります。果たしてこれは本当に被害者が書いたものなのか?ここに書かれている名前は誰?被害者と何の関係が?突然何かに乗っ取られたように、急に終わるこの手記。これはどういうこと?そして女装姿の写真。
もうすべてが謎です。でもそこだけに捉われていては、しかも参加者全員で同じところを見ていては先に進めない。そこで私たちはDVDを再生しました。

言い忘れましたがこの事件、被害者は一人ではありません。ある一人が次々と犯行に手を染めていく、連続した事件です。そのなかで「友人が被害に遭った」という少女から手紙と小包を受け取り、彼女の友人を手にかけた犯人を捜すという設定です。
ですから犯人捜しと、それぞれの犯行についての推理が必要……という、非常に難易度の高いゲームでした。

DVDを再生すると、確かにヒントは出てきます。しかしヒントがあればあるほど、混乱するのも人間です。映像に出たマニキュアの色、音声、服装、声の調子、置かれた小物など、怪しいと思えば何でも怪しくなるものです。しかも推理する参加者は複数いる。怪しさと疑いの相乗効果でもう何がなんだか分かりません。何だか分からないので妄想まで飛び出す始末です。「女装の男は二重人格なのではないか、だから二人ではなくもともと一人なのではないか?」などなど。

ところで「推理」とは何でしょうか。「広辞苑」によると、「あらかじめ知られていることから筋道を追って新しい知識・結論を導き出すこと」とあります。ということは、みんなで妄想を膨らませては道がそれて筋なんかあったもんじゃない。それに邪推が妄想になると、「あらかじめ知られていること」もどこかに吹き飛びます。しかもこれを参加者全員でやっていては、制限時間内に犯人を当てることなどできません。脱出ゲームなら完全にアウトです。

思い込みからの脱出、謎読みの面白さ

私はここで気づきました。思い込みこそが罪であると。
目の前に見えているヒント、それ自体はただの現象です。ですが往々にして人は、ただの現象を自分の経験や感覚に紐づけて考えがちです。こういう現象はこういうときに起きるからこうだろう、いやそうに違いないと。それがいつしか「思い込み」になります。
しかし冷静に考えてみれば、DVDに映った人物は、当然ながら「自分の経験や感覚」で生きているわけではないのです。人には人の感覚がある。そこを忘れてしまうと「妄想」になってしまい、冷静な判断ができなくなるのでしょう。
大事なのは思考停止をやめることだと言いましたが、「謎読み」に必要なのはまさにこれでした。自分の思い込みから脱出して、物事をありのままに捉える。そこから冷静に、気づいたことを仲間とシェアして、新たな発見をする。一つひとつの発見を組み立てて、犯人を捜すという大きな目標にまっすぐ向かうこと。これが「謎読み」の深みなのではないか?と感じました。

いつしか「謎読み」にハマり、分からないことにムキになり、気づいたころには推理メモをびっしりとり、みんなと協力してコンクリートブロックを持ち上げ、DVDを何度も再生し、巻き戻し、部屋じゅうのあらゆるところを探りに出ました。が、結局犯人を完全に当てることはできませんでした。
ちなみにこの「謎読み」ゲーム、相当に難易度が高いそうです。主催者の話では「前よりレベルを上げて、これまでにないくらい難しい」とのこと……

私たちは結局、謎を読みきることはできませんでした。ゲーム中にあまりにも迷っていると、スタッフからぽつぽつとヒントをくれるのですが、それでも分かりませんでした。でも終わって犯人を知った時、会場のマンションを出た時の陽射し。妙にスッキリ感がありました。

ところで「ぼっち」でも大丈夫なのか?という最初の疑問ですが、結論から言うと大丈夫です。むしろ妄想に捉われておかしなことになっている「ぼっち」こそ体験した方がいい。何故なら「謎読み」は日常の思い込みをリセットする格好の機会でもあるからです。

後日談……主催者に訊いた「謎読み」とは?

こうして私の「謎読み」初体験は終わりました。しかし気になるのは「『謎読み』は今までの謎解きとは違うんです!」と強調する、その理由です。そこで主催者に訊いてみました。

返答によると、まず「謎読み」は体験型ゲームだということ。自分が事件の当事者になったり、または物語の世界に入り込むことで、作品の世界観を体験するのが肝だとのことです。ですからゲームに参加するというよりは、作品世界で事件に遭遇する。そういった感覚で捉えると良いそうです。
また、「謎読み」のもう一つの魅力は、仲間と討論して、一つの答えを導き出すことにもあるそうです。確かにこれを体験してきました。人の数だけ意見があり、感覚も違う。そういった価値観のぶつけあいも面白いものだと思いました。

まとめ

「謎読み」は、これまでの謎解きのように暗号解読をするだけではありません。作られた世界観を感じて、あらゆるものからヒントを探す推理ゲームです。しかもすっごく難しい。ですが初めてでも、一人参加でも楽しめるゲームだと思いました。何より意見をシェアする機会、日常の思い込みから脱出するゲームの楽しみ。これはなかなか「ぼっち」ではできない貴重な機会だと思いました。

Nordsense Writer Suzuki



スタティックスエコー×音崎リタ オリジナル曲「Time leap」

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